平成日本紀行

日本一周の旅の記録を、各地ごとにまとめ記載しています、

平成日本紀行(140)出水 「薩摩街道」


九州地方の皆さん、此の度の大震災に謹んでお見舞い申し上げます。
(この記事は震災以前のものです)



『九州紀行』は以下にも記載してます(主に写真主体)
九州紀行」; http://orimasa2009.web.fc2.com/kyusyu.htm
九州紀行」; http://sky.geocities.jp/orimasa2010/



 平成日本紀行(140)出水 「薩摩街道」  .





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薩摩街道の出水筋





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薩摩街道は江戸まで1500km、参勤交代では約1ヵ月半を要したという、

水俣を過ぎると出水市に到り、いよいよ薩摩・鹿児島県入りである。 
遂に本州最端の県域に辿り着いたことで、ひとしおの感慨が胸に迫る。

この国道3号線は鹿児島街道、薩摩街道(主に薩摩から肥後の区間をいう)ともいい、道々に何故か小さな標識で「江戸-薩摩」と指してある。 

現世は「東京-鹿児島」(凡そ1500km)のはずであるが薩摩隼人は未だ、江戸から明治が忘れられないと見える。 
それにしても京-薩摩(900km)は左程でもなかったが・・?、やはり、江戸-薩摩は遠い、

しかし、遠いが故に意識した、意識せざるをえなかった時代でもあったのだろう。


薩摩街道は江戸時代において九州の主な藩である島津(薩摩藩)・松井(八代藩)・相良(人吉藩)・細川(肥後藩)・立花(柳川藩)・有馬(久留米藩)の諸公の参勤交代の道として利用された。 
又、久留米藩地域では薩摩の南端港・坊津(古代からの九州南部の湊)に通ずる道から坊津街道と呼び、柳川藩地域では薩摩に通ずる道から薩摩街道と呼ばれた。

また熊本の肥後藩では熊本城を基点として薩摩へ通ずる道を薩摩街道とし、江戸方向の豊前(小倉)までの道を豊前街道と呼び、時代と地域によって呼び方はいろいろあったようである。

この薩摩街道は山家宿(やまえしゅく・筑紫野市)で長崎街道に、又は松崎宿(小郡市)で秋月街道と連なり小倉に通じ、さらに関門海峡を渡って山陽道西国街道東海道を経て江戸まで約1ヵ月半を要したという。 

この参勤交代道は宿場町の繁栄や街道の整備、江戸文化と地方文化の交流など、大きな役割を果たした一方、遠い九州の大名にとっては莫大な金銭を費やし藩財政の大きな負担でもあった。

江戸から最遠方の地、薩摩・島津氏鎌倉時代に薩摩、大隅、日向三国の守護に任ぜられて以来、この地方を本拠地として来た守護大名戦国大名であり、これが江戸末期まで大大名として続く稀有な藩でもあった。 

1600年、関が原の戦いで最終的には西軍に付いたため敗軍の藩となり、そのための敗戦処理に当っては本来、減藩又は改藩されるべきところであった。 

急遽、帰陣した薩摩軍は国境で臨戦体制を整える一方で、江戸、京都では陳謝、陳情を行い、徳川四天王の一人井伊直政の取りなしで領地を一統一寸も切り取られることなく安堵され、七十七万石をそのまま領することになった。


次回、「薩摩の木曽三川改修工事」

  
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