平成日本紀行

日本一周の旅の記録を、各地ごとにまとめ記載しています、

平成日本紀行(126)阿蘇 「阿蘇山の噴火」


九州地方の皆さん、此の度の大震災に謹んでお見舞い申し上げます。
(この記事は震災以前のものです)






平成日本紀行(126)阿蘇 「阿蘇山の噴火」   






http://www.t-castam.com/wp-content/uploads/2016/04/WS0000681.jpg
過去の阿蘇の噴火模様





http://livedoor.blogimg.jp/nwknews/imgs/6/9/69e84910.png
出典;【最新情報】熊本地震の弊害。阿蘇山が噴火したら1億人規模の犠牲者が出る。気象庁「確率は〇〇%」




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阿蘇山の位置は九州のほぼ真ん中に位置し、人で言えば「」に当る。
では、この臍の爆発は何時頃、どの位の規模だったのであろうか・・?

阿蘇火山と言われるのが30万年以上前に噴火活動が開始されたとされ、9万年前くらいに大規模な噴火が4回程度あり、この時、地下から大量の火砕流や火山灰を放出したため、現在の巨大な窪地(カルデラ)が形成されたといわれる。 

その中でも4回目の噴火が最も大きく、火砕流は九州中央部を覆い一部は海を越え山口県にまで達し、有明海を越えて島原半島に渡ったともいわれる。
火山灰の噴煙は30km上空まで吹き上がり、さらに西風にのって飛び、日本列島の殆どを覆ってしまい、他に朝鮮半島でも確認されているという。 
また火山灰は何と北海道まで運ばれているという、北海道東部には厚さ10cm程の阿蘇カルデラから飛んで来た火山灰が今でも残っているという。

巨大カルデラ噴火による噴出物は、ほぼ富士山の山体全部の大きさか、それ以上に達したとも云われる。 
阿蘇カルデラが出来た直後の九州全土は荒涼とした荒地が広がり、特に厚く堆積した地域では火砕流台地となって残っている。 
この台地は九州中央部に広く分布し、緩やかに波打つ平原を形作っている。
宮崎県の高千穂や大分県竹田市などもその中に入るという。 


夏目漱石著作に『二百十日』という題名の短編作品がある。
あまり知られていないし、本人は失敗作と自笑しているようだが、漱石が、二百十日の日に阿蘇に山登りをしての感想であるが、こんなくだりがある・・、
「・・それより早く阿蘇へ登って、噴火口から赤い岩が飛び出す所でも、見るさ。―しかし。飛び込んじゃ困るぜ。何だか少し心配だな・・ 」
「・・噴火口は実際、猛烈なものだろうな。何でも、沢庵(たくあん)石のようなものが、真赤になって、空の中へ吹き出すそうだぜ。それが三四町四方一面に吹き出すのだから、さかんに違いない・・」、


漱石は若い頃、旧制の第五高等学校(現在の熊本大学)の教授をしていたことがあり、明治32年9月初め、友人の山川伸次郎と阿蘇山に登った経験をもとに、この短編は書かれたらしい。

阿蘇山の巨大な爆発時は、九州一帯を焼きつくした火山として、今では九州一の観光名所でもあるが、阿蘇山漱石の時代も現在も時々爆発をおこす活火山であり、昔も今も盛んに蒸気を上げているのである。 

その阿蘇山へ向かう。


次回は、「阿蘇・草千里

  
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