平成日本紀行

日本一周の旅の記録を、各地ごとにまとめ記載しています、

平成日本紀行(125)熊本 「肥の国・水の国」

九州地方の皆さん、此の度の大震災に謹んでお見舞い申し上げます。
(この記事は震災以前のものです)





 平成日本紀行(125)熊本 「肥の国・水の国」   







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水前寺成趣園



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熊本の上水道は全て地下水! 火の国 熊本は「水の国」でもあった、

九州のほぼ中央に位置し、阿蘇山を有する「火の国」 熊本は豊富な水源を持つ「水の国」 でもあります。
特に政令指定都市熊本市は全ての水道水源を地下水で賄っている、世界的に見てもかなり珍しい地域です。
代表的なところ「健軍水源地」で、熊本市全体の約25%(約6万トン)の水源を供給している施設です。
熊本の水道水は「蛇口を捻ればミネラルウォーター」と言われるほど美味しく、他県から来た人々にも人気が高いです。

地下水は、水道法に則って塩素処理をしていますが地層が天然のフィルターになっているため、そのままでも飲めます。
硬度79の軟水で後味は円やか、髪を洗えばコンディショナーがなくてもサラッサラになるそうです。





水前寺成趣園は湧き水で賄われています、

細川忠利公、光尚公、綱利公の3代にわたって造営された「水前寺成趣園」ですが、東海道五十三次を模していると言われており、水が湧いているのは大名庭園としては非常に珍しいです。


さて其の熊本県は水道水源の約80%を地下水に依存しています。
とりわけ熊本地域は、ほぼ100%を地下水でまかなっている全国でも稀な地域です。
熊本県では、地下水位の経年変化を把握し、地下水賦存量などの解析のための基礎資料を得ることを目的として、県内33ヶ所に地下水観測井を設置・観測し、地下水量の保全に努めているとされています。


地下水は、上水道をはじめ、農業、工業などの産業用やビル・病院などの都市活動用水として多方面に利用されています。
熊本県の特色としては、生活用水の地下水依存率が約8割(全国平均約2割)と高く、特に熊本市やその周辺市町村では、ほとんどをこの地下水に依存していることがあげられます。

馬本県では、熊本県地下水保全条例に基づき、熊本地域を重点地域に、また、熊本周辺、八代、玉名・有明、天草の4地域を指定地域に指定し、吐出口の断面積が一定規模を超える揚水設備(井戸ポンプ)又は自噴井戸(重点地域内に所在するものに限る。)で地下水を採取される方には、県知事の許可を受け又は県に届出を行っていただくとともに、毎年1回採取量の報告を行っているとされています。




阿蘇と先人の努力が結ぶ奇跡の水

まさに壮大な阿蘇の「自然のシステム」と、加藤清正はじめ先人の努力による「人の営みのシステム」が絶妙に組み合わさり、熊本の地下水システムが成立しているのです。

現在の熊本地域の水循環系は約420年前に完成したことになります。
阿蘇外輪から熊本市まで、約20年の歳月をかけて地下水は磨かれ、その間、ミネラル分や炭酸分がバランスよく溶け込み、おいしく体にやさしい天然水になるのです。

この地下水システムは天然のミネラルウォーター製造機であり、このシステムを適切に維持すれば、これからも素晴らしい地下水の恩恵にあずかることができるのです。


次回、「熊本城」

  
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