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平成日本紀行

日本一周の旅の記録を、各地ごとにまとめ記載しています、

新・日本紀行(123)深江 「唖然、深江の道の駅」

長崎県

.

九州地方の皆さん、此の度の大震災に謹んでお見舞い申し上げます。
(この記事は震災以前のものです)


『九州紀行』は以下にも記載してます(主に写真主体)
九州紀行」; http://orimasa2009.web.fc2.com/kyusyu.htm
九州紀行」; http://sky.geocities.jp/orimasa2010/




 新・日本紀行(123)深江 「唖然、深江の道の駅」   、





ドーム内の原型のままの被災保存家屋




「日本一周の旅の記録」へリンクします
 

国道脇の「道の駅」に、火砕流で埋まった生々しい家々の痕跡が保存されている・・、

普賢岳と大火砕流跡を観察して深江町の道の駅で一服した。
水無川火砕流痕)の袂、国道に沿って「道の駅;みずなし本陣ふかえ」があり、平成新山を一望できる比較的新しい「道の駅」で日本最大級の敷地を誇るという。(その理由は・・?) 

島原市から口之津に向かう国道251号線そばにある道の駅で、最近海岸側にバイパスができているが、旧道のそばにあり普賢岳の噴火で多大な被害を出した水無川に隣接してある。
ここからはその普賢岳が正面に見え、道の駅展望台には望遠鏡も備わっていた。 

この道の駅は通常の施設の他に特徴的なのが、被災家屋を現状保存する「土石流被災家屋保存公園」という一角(施設としては、こちらの方が遥かに広大)が在ることである。園内にはドーム状の建物があり、これは風化しないための処置だろうが大きなテントを設けてその中で保存展示しているのである。
そこには、被災家屋が3軒そのままの形で保存されている。その他にも屋外に8棟、合計11棟の被災家屋が保存されている。

それは、見るからにゾッとする光景で、全ての保存家屋が一階の屋根付近まで部屋の内外を問わず土砂にうもれている。 
屋根だけ残して土に埋もれた家々は余りに奇怪で、ある家は瓦葺の広めの日本式家屋で、渡り廊下の上まで大小の土砂、火山灰が流れ込んでいる。
一方では家の一階部分の台所は完全に土砂に埋まり、窓からなだれ込んだ土砂が玄関、居間、子供部屋、寝室と土砂で一杯なのである。 

これら土石流のものすごさを物語っていて、真に痛々しい限りである。
ここにはリアルに訴えて来るものがあり、その凄まじい光景にただ唖然・・!、火山の威力をこれほど雄弁に語るものはないだろう。

この保存家屋群は主に土石流によって起こった災害であり、云わば二次的災害とも言えるだろう。 
土石流とは谷に積もった石や土砂などが長雨などが大量に流出することいい、流れは数十トンもある大きな岩でさえ石ころのように押し流してしまうほど大きな破壊力をもち、日本各地でさまざまな被害をもたらしていることは知られている。

普賢岳では、火砕流で山腹に大量に積もった火山灰などが、梅雨の長雨や台風などが続き、何回も土石流が発生した結果、火砕流が届かなかった下流地域にまで及び民家や橋、道路、鉄道などを飲み込み押し流し、耕作地を土砂で埋めつくしたのである。 
普賢岳の山麓地域は元々、酪農や葉たばこの産地として知られていたが、土石流や火砕流で大きな被害をもたらしたのである。


保存家屋の前に大きな説明版があった。 
今回の被害の状況が詳しく写真付きで(上空写真)説明してあり、これを見る限り火砕流、土石流の被害範囲は太い幾筋もの線ではなく、広大な面となって被害が及んでいることが判る。

道の駅「みずなし本陣ふかえ」は雲仙・普賢岳噴火災害後に、島原地域再生計画の基ずき平成11年4月に開業したもので、普賢岳の噴火災害のすさまじさを後世に伝えるために、土石流によって被災した家屋が、そのまま保存されているこの地に造られたものであった。


次回も「島原の深江」

  
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