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平成日本紀行

日本一周の旅の記録を、各地ごとにまとめ記載しています、

新・日本紀行(105)北九州 「筑豊の小倉」

九州地方の皆さん、此の度の大震災に謹んでお見舞い申し上げます。
(この記事は震災以前のものです)



 新・日本紀行(105)北九州 「筑豊の小倉」   、




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小倉駅



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小倉城





「日本一周の旅の記録」へリンクします
 
「小倉生まれで 玄海育ち・・」・・、

北九州の小倉、人力車夫の「富島松五郎」が、思いを胸に祇園太鼓を打つのが小倉城下である。
関門海峡に面した歴史の街・小倉は、陸・海の交通の要衝であり、その中心に小倉城がある。 

お城は関ヶ原合戦の功労で入国した細川忠興(戦国武将、信長、秀吉に仕える。後に肥後熊本藩に移封ず、細川家の祖。妻は光秀の娘・ガラシャ夫人)によって、1602年に本格的に築城が始まり約7年の歳月を要して築城された。 
忠興は、城下町繁栄策として、諸国の商人や職人を集めて商工を盛んにし、外国貿易も行い、同時に京風・祇園祭も誕生させている。 

現在でも福岡の各地に特色を持った「祇園祭」が存在するが、中でも、博多の「祇園山笠」は代表的祭りであろう。
小倉祇園祭は城下町としての繁栄のために城内に祇園社(八坂神社)を創設し、領内の総鎮守として豪華で華やかな祭りが始まったとされる。はじめ博多と同様の“山笠”の祭りだったが、明治期に現在に繋がる太鼓を打ち鳴らす祭りへと変化している。

小説の富島松五郎伝が映画・無法松の一生として作品発表されると知名度が更に上がった。
因みに、「無法松の一生」の歌詞では「玄界灘」が登場するものの、実際は小倉を始め北九州は響灘及び周防灘に面しており、玄界灘には面していない。



現在の「北九州市」の中心が小倉であるが、北九州市は九州北部の隣り合った五つの都市・門司、八幡、若松、戸畑、小倉が合併して1963年2月に誕生している。
北九州地区に最初の町ができたのが小倉で、その後は小倉城を中心に城下町として発展し、明治期以降は小倉は軍と商業の中心、門司は国際貿易港、八幡、若松、戸畑は所謂、筑豊の石炭産業と八幡製鉄所(日本初の製鉄所として明治30年に創業した、現在の新日本製鐵(株)の 前身)を中心として、重工業と化学工業が発展し、日本の四大工業地帯の一つ、「北九州工業地帯」として急速に発展する。


筑豊」という呼び名が生まれたのは明治になってからで、この地域の筑前と豊前の頭文字をとって「筑豊」と呼ばれるようになった。 
日本の近代化を支えてきた石炭産業の歴史は、そのまま日本の産業史であり、世界の中の日本であるために明治政府の工業立国の政策と需要の拡大や中央の三井・住友・三菱・ 古河などの大手も進出したことによって、良質で我国最大の炭田を抱える筑豊が時代を推進するのである。

筑豊の地底には今も全体埋蔵量の70%の石炭が眠っているという。
北九州市制誕生直後に、三大都市圏(東京、名古屋、大阪の各圏)外で最初に政令指定都市となった。

五市合併の際、新市名を住民公募した結果、「北九州市」という名称は2位だったという。
1位は「西京市」だったが、「西京」の異名を持つ山口市が反発したというエピソードがある。


無法一代の一生』 歌 村田秀雄 作 吉野夫二郎 曲 古賀政男 
小倉生まれで 玄海育ち
口も荒いが 気も荒い
無法一代 涙を捨てて
度胸千両で 生きる身の
男一代 無法松

「度胸千両入り」
空にひびいた あの音は
たたく太鼓の 勇み駒
山車の竹笹 提灯は
赤い灯(あかし)に ゆれて行く
今日は祇園の夏祭り
揃いの浴衣の 若い衆は
綱を引き出し 音頭とる
玄海灘の 風うけて
ばちがはげしく 右左
小倉名代は 無法松
度胸千両の あばれうち


次回は、「海の中道

  
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