我が青春の地、いわき湯本温泉の紹介、

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31、 安芸の宮島・厳島神社の大鳥居の謎・秘密(4)


  31、 安芸の宮島厳島神社の大鳥居の謎・秘密(4)  




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http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/72/9cb8bb7f328507f949ab275be562ad98.jpg
大鳥居の継ぎ目の部分 (コインについては後ほど)




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★ 大鳥居の構造の不思議、

次に、厳島神社の大鳥居は、厳島神社の境内から沖合約200mの位置に建てられています。 
そして、この鳥居に近づくことで、さらに理解できますが、厳島神社の大鳥居は、他の神社の鳥居とは、明らかに違う建築構造をしているのです。

それは、干潮時に鳥居の足元を見ればわかりますが、通常の鳥居であれば、柱が2本あり、それぞれの柱となっている木が、地中深くに埋まっているはずです。

ところが、厳島神社の大鳥居は、本柱は1本と前後に足が2本ついていて、左右ですと6本になっているのです。

そして、その4本の支柱で鳥居全体を支えているのですが、何と地中には埋まっていないのです。
つまり、置いてあるというか載っているだけなのです。 
水の動きの激しい海中でも、忽然と直立していられるのかと思われがちですが、厳島神社の大鳥居は置いてあるだけなんですね。



★ 大鳥居の立ち姿、此れはどういうこと・・?

大鳥居の柱の足元の底部分には、「千本杭の工法」と言う建築方法が用いられていると言われています。
厳島神社の大鳥居の大鳥居の足元の底の部分の所謂、「千本杭の工法」とは「杭の工法」の一つで、45cmから60cmの「松杭(まつぐい)」と呼ばれれるクスノキを用いた杭が打ち込まれています。

各柱に打ち込まれた松杭の数は、30本~100本ほど打ち込まれています。 
其のクスノキが鳥居の材料に選ばれて理由とは、以下のようになります。

他の木材よりも重量がある、腐食しにくい、虫に強い、などの理由からと言われています。



★ 大鳥居に玉石が詰められている・・?

次に気になるのが大鳥居の玉石の事ですが、エッ、玉石って・・?。 
大鳥居の高さは16.59メートルで、柱の間が10.85メートル、まさにビッグサイズの鳥居で、日本三大鳥居の一つで、 厳島神社を象徴する存在と言ってもいいでしょう。


因みに、その他の二つの鳥居というのは、もう一つが.吉野の銅の鳥居(かねのとりい)(重要文化財)で、金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂の参道に建っていて、室町時代のものと伝えられ、高さが約8メートルとされています。(額束は「発心門」)、二つ目が.大阪の四天王寺の石の鳥居(重要文化財)で、永仁2年(1294年)に造られた日本最古の石造りの大鳥居のとされています。

普通の神社を考えてみますと、鳥居の外ってどうなってますか・・? 階段があるとか、道路があるとかそれが普通です。
厳島神社の大鳥居の外はどうなっているでしょうか、そう、海なんです・・! 。
まるで、広い海も含めて厳島神社なんですって言っているようにも見えますね。

堂々とした大鳥居。注目したいのは、一番上の部分。屋根のようになっています。
屋根の下は箱形になっているんだそうですで、箱の中身は、玉石がぎっしり詰まっているおいわれます。

実は、拳ぐらいの玉石らしいく、何でこんな高いところに石を入れる必要があるんでしょうか、其れはどうやら鳥居全体をを重くするためみたいです。

水の中にあるだけに浮きやすくなります、従って石をギチギチに詰め込んで重みを加えている。
こんなに大きな鳥居が倒れないように工夫しているんですね。


次回、厳島神社の大鳥居の謎・秘密(5)

  
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