我が青春の地、いわき湯本温泉の紹介、

我が青春の地、福島県いわき湯本は地域でも珍しい温泉地で、其の温泉に因んだ特色や歴史などを紹介します、

四国地方・徳島県; 阿波海陽 「鯖大師」



 四国地方徳島県; 阿波海陽 「鯖大師」  ,








鯖大師八坂寺)・本坊






四国・海南地域は歴史の表舞台でもあった

道の駅・日和佐を出ると海岸部から離れて再び山間部を走る。
海岸線は「南阿波サンライン」といって極めて風光明媚な所,と言いたい所だが起伏が激しく悪路も予想されるので国道55を直進することにした。 

JR牟岐線とともに日和佐トンネルなど大小トンネルを抜けながら山間部を走る。 
山河内からも延々と山間部を走り続け、寒葉坂峠を境に牟岐町に入る。ここからは下り勾配を4~5キロ走り山間部を抜けて平野部を牟岐川に沿って行くと牟岐の街へ出る。 
途中、海上に浮かぶ出羽島の姿が美しく、牟岐町きっての観光の目玉らしい。


Jr牟岐線はここの地名を付けたもので、牟岐駅は当初の牟岐線の終点であったが、近年この先の海部まで延びている。
この沿線に沿って明るい海岸が見通せる、景勝「八坂八浜」と称している。その名のとおり屈曲した八ッ坂があり、その度に八ッ浜が見られるという、路行く者には大変な難所の海岸線だった。
この中間に「鯖大師」、別名でその名も「八坂山・八坂寺」というのがある。



日和佐の23番薬王寺から室戸岬の24番最御崎寺までは凡そ80キロの長丁場で、歩けば2日以上かかる距離であり、1日歩いても一つの札所にさえ行き当たらない。 
そのため、番外札所と言われるのが八坂寺であった。

鯖大師は別格二十霊場にも数えられ、弘法大師と鯖に因んだ話が伝わっていて、鯖の話はこの八坂八浜の大坂を舞台にしたものである。

「 馬の背に鯖を積んだ馬追に、大師が鯖を1匹くれとたのんだ。馬追が断ると大師は次のような歌を詠んだ。 」

『 大坂や 八坂坂中 鯖ひとつ 
大師にくれで 馬の腹や(病)む
 』

すると馬が苦しんで歩けなくなった。
驚いた馬追が鯖を差し出すと大師は別の歌を詠んだ。

『 大坂や 八坂坂中 鯖ひとつ 
大師にくれて 馬の腹や(止)む
 』
そうすると馬の苦しみはおさまったという。
」と「」と「」で歌の違いが判り、面白い。


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